寝ても疲れが取れない — 休んでもだるいときに見直すこと
七時間寝たはずなのに、起きた瞬間からもうだるい。休日は一日じゅう横になっていたのに、月曜の朝には同じくらい疲れている。「年のせいかな」「気合いが足りないのかな」で片づけているうちに、それが何ヶ月も続いている人は少なくありません。
疲れが取れない理由はひとつではないので、体の側と気持ちの側を分けて見ていくほうが近道です。
まず体の側から確かめる
だるさは体がいちばんよく出すサインです。気持ちの問題だと決める前に、次のようなことが重なっていないか見てみてください。
- 少し階段を上っただけで息が切れる、顔色が悪いと言われる(貧血)
- 寒がりになった、体重が増えた、肌が乾燥する(甲状腺の働きの低下)
- いびきが大きい、寝ている間に息が止まっていると言われた(睡眠時無呼吸)
- 喉がよく渇く、食後に強い眠気が来る(血糖)
思い当たるなら、健康診断の血液検査の結果を見直すか、内科で相談するだけでもかなりのことが分かります。検査で何も出なかったら、そこから先は生活と気持ちの側を見る番です。
検査は問題ないのに、だるいまま
数値は正常なのに疲れが抜けない、という人は実はかなり多いです。そういうときは、たいてい次のどれかに当てはまっています。
- 眠ってはいるが、浅い。寝る直前までスマホを見ている、夜中に何度も目が覚める
- 頭が休まっていない。家に帰っても仕事のことがずっと回っている
- 休み方が分からない。休日も「何かしなきゃ」という焦りがある
- 気持ちを飲みこんでいる。言いたいことや腹が立ったことを、その場で出せずにいる
最後のひとつがいちばん見えにくいです。平気な顔をしているのにもエネルギーは要ります。一日中気を張って、家に着いたとたん動けなくなるのは、仕事の量よりも「平気なふり」のほうに体力を使っているからかもしれません。
だるさが、うつの入り口のこともある
うつというと、悲しい気分を思い浮かべる人が多いです。でも実際には「とにかく疲れる」「何もしたくない」という形で先に出てくることがよくあります。好きだったことにも手が伸びない、お風呂に入るのが大仕事に感じる、そんな状態が二週間以上続いているなら、栄養ドリンクより心療内科や精神科で話を聞いてもらうほうが早いことがあります。
今日から試せること
- 休日も起きる時間を平日と同じにする。寝だめは、かえってだるさを長引かせます
- 寝る一時間前にはスマホを手の届かないところに置く
- 昼間に十分だけでも外を歩いて、日の光を浴びる
- コーヒーやエナジードリンクは午後二時以降は控える
- 今日飲みこんだ言葉を、一行だけでもどこかに書き出す
全部いっぺんに変えようとすると、それ自体が疲れの元になります。ひとつだけ選んで一週間続けて、体の感じがどう変わるかを見るくらいで十分です。
平気なふりを続けているぶんの疲れは、誰かに少し渡すだけで軽くなることがあります。知っている人には言いにくいことなら、名前を出さずに書き出しておくのも一つの方法です。
ひとりで抱えてきたことがあるなら、名前を出さずに書いてみるのもひとつの方法です。
つらさが続くときは、ひとりで抱えないでください。
いのちの電話 0570-783-556 · #いのちSOS 0120-061-338