会社に行きたくない、朝がつらいとき
目は覚めているのに、体が布団から出ない。時計を見ながら、あと五分だけ、あと五分だけと数えている。そういう朝が続くと、自分は甘えているのではないかと思えてきます。
ただ、行きたくないという気持ちには、たいてい理由があります。理由がないのに毎朝つらいということは、あまりありません。ぼんやりしているだけで、ないわけではないのです。
どこがつらいのかを分けてみる
会社に行きたくないと一言でまとめると、大きすぎて手がつけられません。まず、つらさの出どころを分けてみます。
- 特定の人が苦手で、その人と会うのが嫌
- 仕事の量が多くて、朝から終わらない量が見えている
- ミスをしたことがあって、また言われるのが怖い
- 仕事の中身に意味を感じられなくなった
- 通勤そのものが体力的にきつい
- 職場に自分の居場所がない感じがする
どれに近いかで、やることが変わります。人が理由なら距離の取り方、量が理由なら減らす相談、体が理由なら休むこと。全部まとめて我慢しようとするから動けなくなります。
日曜の夜が重くなるのはふつうです
休みの終わりに気分が落ちるのは、多くの人に起きています。サザエさん症候群と呼ばれるくらいです。ただ、それが金曜まで続くようになったら、少し話が変わってきます。
休んだのに戻らない、というのが一つの目安です。連休のあとも体が重いままなら、休みが足りなかったのではなく、休みでは戻らないところまで消耗しています。
これが続いているなら、気の持ちようの話ではありません
- 出社前に吐き気や動悸、腹痛が出る
- 会社の最寄り駅に近づくと息が浅くなる
- 日曜の夜に眠れない日が続いている
- 休みの日も仕事のことが頭から離れない
- 好きだったことが、今はどうでもよく感じる
- 朝、涙が出ることがある
体に出ているときは、我慢の段階をもう過ぎています。体は言葉より先に限界を知らせます。
今日できること
- 一日だけ休む。理由は体調でかまいません。休んでみて、翌朝の気持ちがどう違うかを見ます
- つらさの出どころを一つだけ紙に書く。全部は書かなくていいので、いちばん重いものだけ
- 朝の準備を一つ減らす。前の夜に服を出しておくだけでも、朝の負担は変わります
- 仕事と関係ない予定を平日に一つ入れる。会社だけの生活になると、逃げ場がなくなります
- 辞める辞めないを、つらい朝に決めない。判断は休んだあとの頭でします
逃げていい線
我慢が力になる職場もありますが、いてはいけない職場もあります。暴言や無視が続いている、明らかに人が足りないまま回されている、体の症状が出ているのに休ませてもらえない。そういうときに残ることは、根性ではなく消耗です。
相談先としては、社内の産業医や相談窓口のほか、都道府県の労働局にある総合労働相談コーナーが無料で使えます。辞める前提でなくても相談できます。
誰かに話す前に、まず自分の中で言葉にしておきたいときもあります。上司にも家族にも言えない愚痴は、行き場がないまま溜まります。名前を出さずにそのまま書き出すだけでも、少し軽くなります。
ひとりで抱えてきたことがあるなら、名前を出さずに書いてみるのもひとつの方法です。
つらさが続くときは、ひとりで抱えないでください。
いのちの電話 0570-783-556 · #いのちSOS 0120-061-338